インドあれこれ

インドについて、あれこれ思いつくまま紹介するページです。
インドの奥深さは膨大です!

インドの9つの感情 ~ナヴァ・ラサ~

​ラサ(Rasa)は感情、ナヴァラサは「9つの感情」という意味で、インドの伝統的美学で用いられる用語です。
 

​9つの感情「ナヴァ・ラサ」とは…

1.恋情 2.笑い、ユーモア 3.怒り 4.悲しみ 5.嫌悪 6.恐怖 7.勇ましさ 8.驚き 9.平和

これらの9つの感情要素はインドの古典音楽、古典舞踊、映画に取り入れられています。

インド古典音楽では、このナヴァ・ラサを正しく表現する必要があります。
インド古典舞踊では、ダンサーはこの9つの感情を顔の表情や手の動き(パントマイム)で表現します。
インド映画はご存知の方もいらっしゃると思いますが、音楽あり、歌あり、踊りあり、アクションあり、笑いあり、涙あり…の約3時間の超大作映画で、年間に何百本と作品が作られています。
この映画の中にも9つの感情「ナヴァ・ラサ」がストーリーの中に組み込まれています。
泣いて笑って悪役が出てきて戦って、どんでん返しに驚いて、最後はハッピーエンド。
​インド!の文化にインドの美学を感じる事が出来ます。
​ナブァ・ラサを知った上でインド映画を見てみると、また違った視点でストーリーを感じる事が出来るかもしれません。


 

「​ナヴァラサ」を知っておくとインド映画の見方が変わるかも?

(オマケ)筆者落書き

​北と南のインド文化

​インドの古典音楽
ヒンドゥスターニ音楽(Hindustani Music)&
カルナータカ音楽(Carnatic Music)


インドの古典音楽は、大きく分けて二種類。
北インドはヒンドゥスターニ音楽、
南インドはカルナータカ音楽と呼ばれています。
広大な土地を持つインドは、地理、風土、言語、歴史などの違いから北と南で文化が違います。
​北インドはインド地図でいうと上の方、南インドは下の方になります。

●北インド:ヒンドゥスターニ
イスラム文化の影響を受けて発達。
リズムもイスラム調。
使用楽器:タンブーラ、シタール、サーランギ、タブラ、バヤ

●南インド:カルナータカ
インド古来の特性を維持して発達。
使用楽器:ビーナ、ムリダンガム、バイオリン、クラリネット、ハルモニウム
バイオリン、クラリネットがインド古典音楽に使われているのは意外な気もしますが、古来ヨーロッパ商人が南インドに進出した際に伝来し、伝統音楽として定着しました。




 

インドのバイオリン演奏。
西洋式と違い、床に座り、持ち手を下に固定して演奏します。


演奏:カルナティックバイオリニストJayadev氏
​インフォメーションページでオンラインレッスンのお知らせ掲載中。

 

カルナータカ音楽演奏風景

これは、カルナティック音楽三位一体の1つである聖ティアガラジャにより作曲された最初のパンチャラトナキールタナム。
​パンチャトラナは5つの異なるラーガでティアガラジャによって作曲されたカルナティック音楽の5大音楽の一つです。


It is the first pancharatna keerthanam composed by Saint Thyagaraja , one of the trinitys of Carnatic music . Pancharatna is considered as the 5 precious stones in Carnatic music composed by Thyagaraja in five different ragas.
歌い手と奏者。楽器はバイオリン(右)とムリダンガム(左)

 

【豆知識】
インドの音階♪

西洋音楽は「ドレミファソラシド」という音階が使われていますが、インドには「インド音階」なるものがあります。
これはドレミファソラシド♪とは違う音階です。
「 サ リ ガ マ パ ダ ニ サ 」がインドのドレミファソラシド♪

ッジャ、シャバ、ンダーラ、ッディヤマ、ンチャマ、イヴァタ、シャーダの頭文字を
取って、サリガマパダニ(SRGMPDN)となります。
西洋音楽とは違う音階、旋律は複雑で難解、繊細かつ無限大の組み合わせがあります。
そこには聴いた者に「ラサ」を呼び起こすと言われています。
「ラサ」とは特定の感情を呼び起こすという意味でありインドの伝統的美学、文化です。

インドの言語

インドの言語は、公用語がヒンディー語、補助公用語は英語です。
しかし、他民族国家であるインド。
地域によって言語が違います。その一部を少しご紹介しましょう。

​「おはよう」をインドの言語で変換した場合。
左から、ヒンディー語、ベンガル語、カンナダ語、タミル語、テルグ語(イラスト:筆者)

​ちょっと変わり種、インドの神様

インドの神様をざっくり紹介すると、
ブラフマー(創造神)、ビシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊神)の三大神があげられます。
その他、ガネーシャ、クリシュナ、ドゥルガー、パルヴァティ、サラスヴァティ、ハヌマーン、カーリー、ミーナクシ…。
​インド神話には奥深さがあります。

​横笛の名手、青い肌の
クリシュナ神

←こちらの神様はジャガンナート。
​一般的なインドの神様達と比べて個性的な様相です。
この神様は東インドのオリッサ地方の土着神です。
しかし、ヒンドゥー教に吸収され、クリシュナ神と同一神とされています。
クリシュナ神は、イケメンで女性にモテモテの神様です。
見た目も形状も全く違うジャガンナートですが
ヴィシュヌ神の化身であるクリシュナ神とされています。

チャイとインドコーヒー

インドの飲み物、と聞くとチャイやラッシーを連想しませんか?
実は北と南で飲み物の習慣も違います。
北はチャイ、南はコーヒーを飲む習慣があります。
チャイは茶葉から煮詰めてミルクを入れ、砂糖とスパイスをミックスしたマサラミルクティー、コーヒーは大量のミルクと砂糖を混ぜ、ステンレス製カップを2つ使い高い位置から何度も注いで入れ替えて泡立たせたものを飲むのが特徴です。


(オマケ)筆者落書き